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1.『出会い』
 僕の名前は、山田一郎。しがないコンピュータプログラマー。取り柄は、特になし。欠点は、言えばきりがない。小心者の口下手。風呂嫌いの垢付き。年は、32だが過去一度も、もてたためしなし。父は、5年前に他界し今は、母と二人暮らし。近所に姉夫婦が住んでいる。
 今日は平成16年8月12日。さっき、上司にさんざんと説教を受けた。仕事が終わって家に帰るところだが、真直ぐ家に帰る気はさらさらない。どうしよう。酒でもかっくらうか。いらいらするなあ、あの馬鹿課長。とか思っているうちに繁華街に出た。いいにおいがするので焼鳥屋に入る事にした。ビール2本に焼鳥10本、ぺろりと食べた。なんだか、もやもやが少し晴れたような気分になった。アルコールって本当にいいなあ。と改めて感じた。  まあ、家に帰るとするかあ。という感じで店を出ると会社の同僚の木村に出くわした。        
「おい山田。珍しいなあ、お前が寄り道するなんて。」       
「そうなんだよ。あの馬鹿課長にやきを入れられたんだ。」
そう言うと、改めていらいらが復活したような気分になった。
「あのなあ山田、俺、今からパチンコに行くんだけれど、お前も一緒に行かないか。」
「そうだなあ、暫くやめていたんだけどなあ。いらいらするから俺もやるわ。」
そうは言ったが、パチンコは、母に強く行くな。と念を押されていたんだ。まあ、言わなかったら分からないし、景品なんか持って帰らんしなあ。等と思いながら1時間以上もやっているのに、全然当りが出ない。既に3万円も負けてしまった。俺は本当にバクチ運がないな、明日から昼飯350円の弁当か。しゃあないな。木村も少し負けたようだ。もう帰るしかない。
 午後9時だ。お母ちゃん、心配してるかなあ。帰ったら残業忙しかった。と真っ先に言おう。家に着いて風呂に入り即行寝る事にした。床に付いてからもう既に2時間ぐらい経過した。寝付けない。眠れない。課長の件がなかったら、パチンコで負ける事もなかったのに。という気持が心の奥底に残っているようだ。仕方がないので、ウイスキーのロックを一杯飲み干した。        
 朝、目が覚めたら出勤10分前。目覚まし時計で起きられなかったみたいだ。慌てて身支度をし、駅まで走って行ったが、案の定一本電車に乗り遅れた。あーあ、遅刻だ。ついてない。昨日から天中殺か。と思いながらベンチに腰を掛けに行った。近づくと、ふっと女性と目が合った。自分はとっさに目を避けたが、未だじっと見られているようだ。年の頃は、24ぐらいか。色白で目がパッチリしていた。俺の好みのタイプだ。声を掛けたい。でもそんな勇気は、全く持ち合わせていない。ああ、情けない。でもこれが俺なんだ。なんだかどきどきしてきた。よし、一世一代の勇気を振り絞って声を掛けてみよう。と思った瞬間、女性のほうから声を掛けて来た。    
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